○野辺地町の「町の花」、「町の鳥」、「町の木」
平成九年八月二十八日
告示第三十一号
記
町の花 はまなす
町の鳥 かもめ
町の木 さくら
町の花……はまなす
海辺に咲く花「はまなす」は、丈は低いが、強い浜風に耐え、横に手を伸ばし、輪(和)を広げている。
歌人石川啄木が「潮かおる北の浜辺の砂山のかの浜なすよ今年も咲けるや」と詠んだように、北の町野辺地のイメージにあう。
町の鳥……かもめ
日本最古の灯台といわれる常夜灯を眼下に、水面を悠然と飛ぶ「かもめ」は、南部藩の商港として栄えた野辺地町にふさわしい鳥である。
「のへじ夏だよ潮路のかもめ」と野辺地音頭にも歌われ、親しまれており、夏祭りの海上渡御に、飛び交う「かもめ」は、町のみなぎる活力を感じさせる。
町の木……さくら
町民の憩いの場である愛宕公園の「さくら」は、私たちをいつも心優しく見守ってくれている。
当町が分布の北限にあたる公園内の「エドヒガン」、西光寺の「シダレザクラ」は、いずれも町指定天然記念物となっており、樹齢二百五十年余年をかぞえ、毎年みごとな花をつけ、町のシンボルとなっている。